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志ある小さな店を
サブスク支援する、という提案

こんな店や場所があったら
街が楽しく豊かになるのでは…
そんな思いで大きな会社や行政が
選ばないような事業をする
小さな個人が
街に多様性と面白さを作っています

そんな事業を継続的に支援しませんか?
の提案です

こんにちは

ひよこのカフェハウスです

足立区東和という地域で
2018年9月にオープンした
小さなカフェです。

今年5周年を迎えるにあたり
「サブスク支援」の提案をするために
作ったページです。

ひよこのカフェハウスについて

ひよこのカフェハウスは、
2018年9月10日にオープンしました。
2023年9月で5周年になります。

小さな子どもがいる時期でも
ゆったりと食事やお茶の時間を過ごしてもらうため
店内の一部に小さな子どもが遊べるスペースを設け

自分が小さな子どもに、家族に、そして自分に食べてもらいたいと思える食事や飲み物を提供しています。


化学的操作のない、薬品のない、
環境にできるだけ負荷のない自然な食材を選び
そのような食べものを生産してくれる人との縁を大事にし
結果的に後の世代が食べるものを選べる未来を残したい
という思いを
いちばん大事に考えてきました。


「小さな子どもをもつ母親に
少しでもほっとしてもらえる場所を」
というコンセプトを掲げつつも
私の視線の先はいつも
「自分の子どもを含めその子どもたち世代が
健やかに生きられる世界をつくること」
にありました。


そして結局のところその入り口は
「小さな子どもをもつ母親に少しでもほっとしてもらえる場所を」であることには
今も変わりないと思っています。

子育て世代を対象とした
飲食店の現状

5年の間、
人の居場所について
飲食店について
そしてお金について
たくさん考えたり、
考えるのをやめて感覚でやってみたり、
人に相談してみたり、
スタッフと悩んだり、
試行錯誤を繰り返してきました。

未就園の子どもと親向けの保育士さんのイベント
月1回の農薬肥料不使用の農家さんのお野菜販売会
食についての本質的な講座開催
無料の施設開放(今は中止中)
無添加手作りのお惣菜販売…
たくさんの人が来てくれたり
全然来てくれなかったり



その中で感染症のパニックがあり、
世界情勢は目まぐるしく変わり、
でも国政は変わらず
国の行先を担う「子ども」に目もくれず…

もともと困難だった「日本の子育て」は
今では 至難 となりました。
増税、控除の廃止、教育費高騰、
保育や教育のアップデートの鈍さ、
さまざま複合的な原因が絡まり
子ども若者の自殺は過去最多、
虐待件数も増加の一途。
そして、子育てが至難だから
出生率はがんがん下がっています。
若い世代は出産育児が自分の首をしめ
子どもを豊かに育てられないのがわかっていて
子どもを産み育てられない。
そしてそれでも子育てを選んだ世帯の大半は、
もうカフェに気軽に行くお金がないのです。


一方で
もともと困難だった飲食店経営は
食材や店舗維持費の値上げが終わることなく続いており
同じように 至難 極難 となりました。

安心できる食材を
関わる人が正当に利益確保できるルートで仕入れ
経済効率のための添加物や加工品を使わずに調理して
利益を正当に確保していたら
おそらく今のメニュー価格の倍にはなるでしょう。
でも、その価格で利用できる人はいません。


親子カフェというものが長続きしないのは
この「子育て世代」×「飲食店」
というダブルの難問を抱えているからです。
そしてターゲット層が数年で移り変わり
(子どもが大きくなると行かなくなる)
集客に常にコストがかかることもあります。
利益重視である企業があまり参入しないのも
頷けます。


そして子育て世帯だけでなく
多くの人が「コスパ」を求めざるを得ない、
物の値段が上昇しても、
その分人々の収入が上がらない今の日本で

「安心できる食材」
「関わる人が正当に利益確保できるルート」
「添加物不使用」

を貫くことは無理なのです。

小さな店
ひよこのカフェハウスが生み育てたもの

5年間、自分の人件費を出さず、
創業時の投資分も回収できず
それどころかいまだに
創業融資の借金を完済できていない。



悪夢のようにも思えますが、
私はそうとも思えないのです。

お金の面だけで経営状況を見れば悪夢ですが、
ものにはその面以外のたくさんの側面があります。
そこをじっと見つめると
ひよこのカフェが
生み育てているものが浮かんできます。


  • 発信や講座を通して食へ意識をもってくれた人の数
  • 5年前の足立区界隈では見られなかったオーガニックへの理解
  • 生活と環境がつながっていることへの気づき
  • 視野を広く「自分だけ」→「社会」を考える意識
  • 母親がもっと楽しんで心を緩めてもいいという思想
  • 子どものありのままを認める姿勢
  • 心と体を整える食事を選べる町であること
  • 同じ価値観の人とつながり関係性を作れること


毎日交わす利用してくれる方々との会話で
それをひしひしと感じています。

距離や時間やさまざまな事情で利用はできないけれど、気持ちはあると伝えてくれる方もたくさんいます。

「自分の子どもを含めその子どもたち世代が
健やかに生きられる世界をつくること」
という思いはじわりじわりと実現しているのです。


問題は「お金」の面だけともいえます。

もし経営が安定していたら

5年間、
毎日お金を回すことを考えて
預金残高が5桁を切ってしまうんじゃないか
月末の支払いに足りなくなってしまうんじゃないか
スタッフのお給料が払えないのではないか
常に頭の片隅で計算していて
一方では先のイベントを企画して、
迫ってきたイベントの集客をしつつ
毎日の営業や仕入れや支払いや雑務に追われ…
余力がなくできないことがたくさんあります。


今できていないのはこんなこと

  • 公民館のように誰でも無料で利用でき、
    放課後の児童や学生が気軽に居場所にできる日、
    もしくは時間を作る
  • 放課後の子どもたちに、
    今の食事で圧倒的に足りないミネラルを補給できる
    「ミネラルおにぎり」の無償提供
  • ヴィーガン対応のメニューの開発
  • 日持ちして発送もできる体に負担の少ない焼き菓子の開発
  • 子どもが自立に困らないための料理や生きるための知恵を学ぶ教室
  • 複数の家庭でわいわいごはん会(こども食堂)

などなど。
まだまだやりたいこと、たくさん。
ああ!毎日口座の残高をのぞかずに、
やりたいことやりたいなあ!

問題は「お金」の面だけ。
資本主義経済の社会だから、
「お金」がうまくいかないなら
その結果が全てなのかもしれません。

でも、私たちはそんな社会で生きたいと選択したことは
一度もなくて
その抜け出せない
「お金をたくさんもったもん勝ち」な社会に
なんの抵抗もできないのでしょうか。

5年間、自分のお金、親や銀行に借りたお金、
で回してきたけれど、
今年の6月に物価高騰の影響なのか突然利用が減り、
初めてSNSで「支援」を募りました。
たくさんの方に支援していただき、
月末の支払いができ、余力が少し生まれました。
本当にありがたく、奇跡を見る思いでした。
同時に自分の事業は
自分だけでなんとかしなければいけない、
という思い込みのような何かから
一瞬抜け出したような感覚もありました。

小さな店をサブスク支援するという
提案

そして、5年目に最後の挑戦として
「飲食店のサブスク」の提案をします。

飲食店は仕入れの費用が必ず先にかかり、
食材は長期間保管できないものが多く、
売上につながらなければ赤字になります。

飲食店の売上は天候に左右され、
せっかく計画して仕込みをしても、
突然の天候不良や
今年の夏のような異常な気温により利用が増減し
売上につながらないことも多々あります。

大半の飲食店がキャンセル料をとらないシステムで、
予約を失えばマイナスになり
常に当日の利用に頼らざるをえません。

生きている限り欠かすことができない
大切な「食」を担うのに
長年の「安くてうまい」を良しとする価値観のため
正当な値上げでさえも
平身低頭でお願いするという
謎の低姿勢サービスを強要されてさえいます。


食材のクオリティーを下げたり
仕入れ先を買い叩いてコストを下げたり
最低時給で人件費を抑えたり
タダ働きをしたり

そんな努力でやっと
飲食店が事業として成り立っていることが当たり前、
という社会を変えたいのです。


存続してほしい店があり、
行けるかわからないけれど、先に払っておく。
行けたらその分で飲食できるし、
行けなかったらそれは存続してほしい店の支援になる。

それを少額でもいいので
一時ではなく継続的にしてくれることで、
飲食店の安定した経営の一助になります。



共感できるお店だと思っている
いつか行きたいと思っている
年に1回くらいしか行けないけれど楽しみにしている

そんな風に思っていたお店が
知らぬ間に静かに閉店してしまった経験はありませんか?
そんなことを、
「サブスク支援」は防げるかもしれません。

日本人は苦しいときに「苦しい」といいません。
いつもにこにこ仕事をしていたけれど
実は資金繰りが大変で毎日眠れていないオーナーも
たくさんいることでしょう。
大好きな店のそんなオーナーさんが
「サブスク支援」でよく眠れるかもしれません。


メッセージがある小さな店は街を少し面白くし、
そして面白がる人を集めて、
そこから何かを生み出して
関係しない人もその何かの恩恵を受けているものです。

小さな店が全然存続できなくて、
立ち並ぶのは大きな資本のチェーン店ばかり。
安くて助かる!と思って食べていることと、
自分の給料がなかなか上がらないことは
リンクしています。
だからといって、そうならないようにと
「お金をもったもん勝ち」の勝ちになるためだけに
時間と健康を摩耗すること、
自分の子どもにもしてほしいですか?


強気なことをいってしまいましたが。


どんどん街を面白くしている
小さな店や個人事業が
窮地に立たされていることに
憤りを感じています。
私は子どもをいろんな面白い人が活躍している街で
育てたいです。
大人になったらこんな面白い生き方もできる!
こんなふうに好きなことをできる大人もいる!
と子どもが感じる街で。

忙しい毎日ですが
どんな街で子どもを育てたいか、
どんなふうに仕事を選んで欲しいか、
なんてことを考える時間もいいですよ。
子どものいない方は、
どんなふうに生きている人が住む街がステキかな、
と想像するのもいいかもしれません。

終わりに

ひよこのカフェハウスは
一般の飲食店とはちょっと違います。
保育園の跡地を利用したため
立地が悪く、駅から遠い住宅街の中にあります。
(駅近物件のお家賃はとても払えません)

効率を重視した飲食店経営とか
いかに「映え」るかとか
体や環境に良くなくても流行を取り入れるとか

そういうことから遠ざかって
自分たちが心にも体にもいいと心から思う
食事とお茶とその時間を提供し
「おいしい」「ほっとした」
そんな気持ちになってもらいたいと考えています。


「自分の子どもを含めその子どもたち世代が
健やかに生きられる世界をつくること」のために、偽りや誤魔化しをしません。
ホームページには提供するものに関しての
思いを載せています。
ひよこのカフェハウスのささやかなこだわり


そんな場所をこの東京の下町に残すために
ぜひ支援していただきたいです。
支援に恥じないような運営をしていくことだけは
お約束します。

この挑戦でご支援いただければ
私の知るたくさんの小さなお店や事業に
光を届けることができるかもしれません。

願わくば全ての志ある小さなお店への
継続的な支援をしていただきますように。
そして、サブスク支援により
新たな出会いや関係性ができることを
楽しみにしています。

長文をお読みいただき
ありがとうございました。

ひよこのカフェハウス店主 小泉美すず

小泉 美すず

ひよこのカフェハウス店主
幼少時ぜんそく、小学生〜成人までアレルギー性鼻炎、20歳を過ぎてから成人性の重度のアトピーを発症するなど体調の悪い半生を過ごすも、食事、意識、生活を変えて現在は不調なし。小学生と中学生の母。
著書に電子書籍「オーガニックな親子カフェで世界をちょっと変える方法〜ひよこのカフェハウスのはなし〜 ひよこのカフェハウスシリーズ」